Rabbit or Duck?

Chronicles of My Ambiguous Life

「こう(これ)でなければならない」を減らす

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 自分のあるべき姿を追い求めているうちに、ずいぶん、いろいろなこと(もの)を「こう(これ)でなければならない」と決めてきた気がする。そうやって、自分を形作ってきた半面、いつの間にか、決まりに縛られているような、融通の利かない自分になっているような気もする。 

自分の好きな物、能力を発揮できる物で固めることは楽しく、気持ちの良いことだと思う。ただ、いつも、そういったものが自分の周りにあるわけではない。特に海外で生活していると。これという一つの物でないと発揮できない力より、何を使っても、それなりにできる力(対応、適応)を持っていたいと思う。 

「こと」については、もう何年も自分の中で決まりをたくさん作ってきた。仕事、人間関係、生き方等々、それが今の自分を作り出している。点を定めて、そこに到達できるように、そんな点をいくつも作ってきた。

だけど、実際は到達できる点と到達できない点があり、到達できないと落ち込むこともある。いつも、その点を目がけて上に上に背伸びをしていた気がする。なんだか、横の動きがない。

「こうでなければならない」よりも「こうでさえなければ、いい」という考え方ができないだろうか。点を目指すのではなく、線(面)を乗り越える感じ、その線を高めに設定できれば、到達に広がりが出てきたり、過程をポジティブにとらえられる気がする。

今ある「こうでなければならない」を「こうでさえあれば、いい」に変えていこうかと考えている。