Rabbit or Duck?

Chronicles of My Ambiguous Life

読書メモ 9

 

第1章 独学の第一歩を踏み出そう

なぜ独学の方がよいのか?

240:独学なら、知っていることは飛ばせる。そして、必要なことをいくらでも深く勉強できる。

独学は楽しい

256:「勉強したい」という本能に導かれて行う独学は、大変楽しいものである。

始めるための3つの提案

292:重要なのは、疑問に思っていることを放置せず、「調べよう」と思うことだ。

294:独学とは、別に大げさなことではない。このように、「知りたいことを調べる」ということなのである。

スタートしてから準備する

324:歩きながら考えて、必要なら方向を修正すればよいのだ。


第2章 独学者たちの物語
第3章 私も独学で勉強した

教師と学生の差は縮まっている

682:大学では、教師も学生も、ともに勉強をしているという意味で、本質的には差はないのである。教師のほうがわずかばかり先にいるだけのことだ。

大学で勉強することの意味

720:大学の教育は、少なくとも学部レベルにかぎって言えば、やる気になれば、独学で習得できる。
第4章 独学は新しい働き方を可能にする
第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか? 

学校の方が効率的な場合

1063:第1は、勉強を強制する必要があるからだ。第2は、生徒や学生の間の交流、情報交換、競争が重要であるからだ。学校教育は、人間が社会生活を始める最初の場を提供しているのである。


第6章 独学を継続させるには

継続のために必要な4つのこと

1114:勉強を継続するために必要なのは、次の4つだ。

  1. はっきりした目的を持つ
  2. 強いインセンティブを持つ
  3. 勉強の楽しさを活用する
  4. 時間を確保する

勉強をする目的は何か?

1137:目的は、抽象的ではだめだ。継続のためには、もっと明確な目的を持つ必要がある。何を知りたいのか?どのような知識を身につけたいのか?どのような能力を身につけたいのか?何をどこまでやるのか?

勉強を自分に強制するような環境を作る

1210:「人に見せたいから、あるいは自慢したいから努力する」というのは、決して悪いことではない。

知識を増やしたければ教えよ。

1253:「誰かが見てくれる」と思えば、やりがいになる。

1255:「教える」というのは、「人に見せたい」とか「自慢したい」というのと基本的に同じことである。


第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか? 

重要なことは全体の2割

1360:勉強の成果は努力に比例しない。勉強の成果はやり方によって大きく変わる。

1362:勉強ができる学生はまんべんなくやっているのではなく、重要な点を押さえている。つまり、不均質な努力をしているのだ。勉強のコツは「集中すること」なのである。

「crusialなこと」を教えてくれるのがよい教師

1377:学習で重要なのは、crucialなこととtribial(些細)なことを、はっきり区別することなのである。

1378:何がcrucialかを教えてくれることが、学校教育の最も大きな利点だ。

基礎から一歩一歩ではなく、とにかく高いところまで

1385:私が強調したいのは、「途中でわからないところがあっても、とにかく全体を把握せよ」という勉強法だ。

1388:全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているのかが分かる。とにかく最後まで行ってしまえば、何が重要かが見える。

読書の技法

1405:独学の際に、知識を得る基本は、読書だ。


第8章 英語は独学でしかマスターできない 

ビジネスで使う英語は、独学でしか習得できない

1706:英語の勉強は、独学でできるし、独学でしかできない。

第1に、仕事で必要なのは専門分野の英語だ。英会話学校では、これは提供できない。

第2に、英語の勉強には英文の丸暗記が必要で、そのために繰り返し読み、聞く必要がある。これは1人でしかできない。
第9章 検索は独学の重要な道具

1860:ウェブとは、さまざまな知識の集積場である。その中にきわめて重要な情報があることは事実だ。しかし、ガラクタにすぎないものも、非常にたくさんある。

1867:「知識を体系的に学ぶ」という点で、大学の講義に勝るものはない。
第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる

AI時代には、問題意識の重要性はますます高まる。

1975:AI時代において重要なのは、「私が知りたいことは一体何なのだろうか?」、あるいは、「私がすべきことは一体何なのだろうか?」ということである。

1979:「何を知るべきかという方向を決めること」、これこそが最も重要な課題だ。これはAIによっても解決できない問題だ。

イデアを発想するためには知識が不可欠だ

1996:知識の価値そのものが低下したとは思わない。そう考える理由は、つぎのようなものだ。

新しい情報に接したとき。それにどのような価値を認めるかは、それまで持っていた知識による。新しい情報に接しても、知識が少なければ、何も感じない。しかし、知識が多い人は、新しい情報から刺激を受けて、大きく発展する。

AIは疑問を抱くことができるか?

2003:知識が必要だと考える第2の理由は質問をする能力を知識が高めるからだ。