Rabbit or Duck?

Chronicles of My Ambiguous Life

休暇としての帰国

 今回、初めて任期中に一時帰国したのだけど、任期終了で帰国するのと全然、気分が違って驚いている。

というのも、これまでの任期終了後の帰国の場合、また学生に戻るとか、仕事を一から探すという状態で帰国していたので、今から思うと、後ろめたさや漠然とした不安があって、帰国してうれしいものの、半分は危機感もあったんだなと思う。

それに比べ、今回はまだ任期も序盤戦ということもあり、とりあえずは、まだ仕事が続くだろうという思いがあり、これまでの帰国と違って、少し心にゆとりがある。これは、今回、初めて気づいた。

これまでの帰国が焦りの中で帰国したとは思っていなかったけど、今回と比べて気分の重さが違う。

こんなに気分が違うものなのかと自分でも驚いている。と同時に、自分の気分(気持ち)でさえも、いつも正確に把握できないんだなと思った。

前の帰国の時は、無意識に不安や焦りがあったんだ。こういう不安や焦りは、きっと日々の考え方や行動に影響を与えていただろうから、今思うと、少し怖い気もする。

 

何が書きたいかというと、自分の気分や気持ちですら、状況が違えば想像できない(できているつもりでも)のだから、他人の気分(気持ち)は、相当、がんばったって難しいんだなと、改めて実感した。

別に相手の気分や気持ちを想像することが無駄ということではなく、なかなか難しいということ、そこを過信しちゃいけないなと思った。