読書メモ13
第1章 勝機は誰にもある
相手に手を渡す
342:手を渡すというのは、自分が思い描いていた構想とかプランをそのまま実現させることではなく、逆に相手に自由にやってもらい、その力も使って、返し技をかけにいくことだ。
第2章 直感の七割は正しい
第3章 勝負に生かす「集中力」
837:かけ声だけで深く集中できるものではない。
第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報
将棋上達法
1367:基本のプロセスは、次の四つだ。
- アイデアを思い浮かべる。
- それがうまくいくか細かく調べる。
- 実戦で実行する。
- 検証、反省する。
第5章 才能とは、継続できる情熱である
1556:将棋にかぎらず習い事は、自分が少しずつでも進歩しているのがわかると継続できるが、足踏みし上達しないと嫌になってしまう。「上達する」という喜びが、〝次の目標〟に向かう頑張りになるのではなかろうか。
読書メモ12
Chapter1★僕たちはなぜ学び続けなければならないのか?
・キャリアを登って下りて、そしてあらたに登る時代
・下山で遭難する人たちの共通点
・何もしなければ「次世代の子ども」より劣る存在になる
・他人に学びを強制されるのではなく自ら決める
335:人は生存不安を高められて、かつ、学習不安が減ったときに学習する」
347:他人に強制されることなく、「自ら決める」ということがポイントです。
・僕たちは誰も「大人の学び方」を教わってきていない。
Chapter2★「大人の学び」3つの原理原則
<原理原則①>背伸びの原理
▼「何から始めればいいか?」を考えるときの2つのヒント
517:
①楽しみを感じることにチャレンジする
②感謝されることにチャレンジする
533:自分が楽しいと思える内容、好奇心を駆り立てられる内容に背伸びをしなければ、あとが続かないようです。
539:背伸びを乗り切るには「Hard fun!(楽しいからこそ、がんばれる)」でなくてはならないのです。「Hard Hard」な状態では、背伸びを何とか乗り切ることはできないかもしれません。
547:背伸びをするときには、「誰かを手助け」したり「誰かの役に立ってみる」ことで「他人から感謝されることをめざしてみる」ことでよいのではないかと思うのです。
559:「わたしの存在が弱っているとき」に、自分の内面やインサイドを、自分一人で、えぐって、背伸びの方向性を探しても難しいのではないかと思うのです
586:大切なのは「まずはやってみること」。
591:大人にとって必要なのは、まず、動くこと
<原理原則②>振り返りの原理
598:▼「振り返り」は経験を学びに変える
601:振り返りとは、「過去の自分の行動を見つめ直し、意味づけたうえで、未来に何をしなければならないのかを、自分の言葉で語れるようになること」です。
▼2つの問いに考えを巡らす
608:① What ?(過去に何が起こったのか?) ② So what ?(どのような意味があったのか? 何がよくて何が悪かったのか?) ③ Now what ?(これからどうするのか?)
642:振り返りの時間とは「個人が行う作戦会議」のようなものなのかもしれません。
<原理原則③>つながりの原理
679:▼他人とのつながりのなかに学びはある
685 :信頼のおける他人に助言を得たり、コメントをもらったり、励まされたり……そうした他人からのサポートを糧にしていきながら、人は学びを実現していきます。
695:「成長の幅」を引き伸ばしていくためには、他人からの援助や関わりが必要である
721:一人めは、客観的な意見やコメントをくれる「緊張屋さん」。二人めは、温かく励ましてくれる「安心屋さん」です。
735:成長の実感がもてないときには、
- 最近、背伸びしている?
- 振り返りの時間、ちゃんともてているかな?
- 信頼できる人との接点、もてているかな?
と問い直してみてください。
Chapter3★「大人の学び」7つの行動
<行動①>タフアサイメント=タフな仕事から学ぶ
780:自分の能力ギリギリのところで全うできるような、タフな仕事。会社が伸びていく方向に貢献するようなタフな仕事こそが、仕事のなかでの成長の源泉 であるということでしょう。
793:信じられないくらいの長い時間を、職場で仕事をしながら過ごしています。これを学びに活かすことが、実は、学びの時間を確保するうえで、最も効率的であることに気づかされます。
▼経験はいわば「資本」
817:ビジネスパーソンにとって、 大人の学びとは、単に「学ぶこと」ではありません。組織が伸びていこうとする方向に自分を同期させることで、より有利な仕事の条件や職位を手にすることができます。
838:いい仕事をしないと、いい仕事はこない。
846:「自己肯定感」や「自己効力感」、そして「自信」といったモティべーションは、ベビーステップの小刻みな挑戦を通じて、少しずつ獲得していけるものなのです。
<行動②>本を1トン読む
867:▼本を読むとは「自分のなかに地図をもつこと」
910:▼僕の本の読み方は「1分野多読」
914:大切なのはそのあとで、しっくりときた本と、こなかった本を整理し、しっくりきた本をさらに読み進めてみること
916:人は「違和感」によってしか、本当に自分に向いているもの、正しいものを見つけることができません。そして違和感を感じるためには、「やってみること(行動)」が重要です。
<行動③>教えられて学ぶ
942:大人の学びは ① 先生だけでなく様々な人々から、必ずしも公式の教育機関ではない場所で、 ② 知識を伝達されることだけでなく、知識を活用したり、外化することで学ぶということもあり得るのです。
1040:▼「聞く→考える→対話する→気づく・変わる」サイクルを意識する
1049:大人の学びにとって大切なのは、「内化(インプット)」のみならず、「外化(アウトプット)」のタイミングをしっかりとっていくということ。
<行動④>越境する
1064:▼慣れ親しんだ場所を離れて、違和感を感じる場所に行く
1080:日本人は世界で最も社会的に孤立している人種のひとつです。つまり、自分の慣れ親しんだ場ばかりにいて、越境を行うことがなく、家庭と職場以外の社会から隔絶されている
<行動⑤>フィードバックを求める
1179:▼行動レベルでよかったこと、悪かったことをフィードバックしてもらう
1186:大切なことは、なるべく具体的に、できれば行動レベルで、よかったこと、悪かったことを把握することです。
1200:▼通用しなくなったものは捨てる=アンラーニング
<行動⑥>場をつくる
1240:▼人々が集うような機会、イベントを主催する
1276:誰かとよい関係をつくりたければ、ギブをたくさんする。最初はテイクなんて期待してはいけない。
<行動⑦>教えてみる
1293:▼「変化させる側」にまわる
1332:要するに、教えることとは、 教える側も、学び手側も変化することである。
1342:まず第一に「教える」ためには、ある程度は「学ばない」といけない。どんなに教え手が、学び手とともに知識をつくり出すとしても、教え手はある程度、場を維持する責任があります。そのためには、あなた自身が「学び続けること」が求められます。
Chapter4★学び上手さんの「学びの履歴書」から学ぶ
1493:学んだことを、仕事の現場に活かすことを、専門用語では「学習転移(Transfer of learning)」といいます。
1498:「人生観・価値観とは、所属する職場や参加しているコミュニティによって左右される」という言葉です。
1596:「優秀になるために学ぶ」ことが大切なのではなく、「楽しいから学ぶ」「進みたい方向に進んだときに出てきた壁を乗り越えるために学ぶ」という選択が、結果的には幸福だし、投資としても効率がいいことがわかったのです。
1942:仕事は相手にいかに貢献するか」「相手に必要とされて初めて存在意義がある」ということを痛感できました。
1944:戦って勝つのではなく、相手に勝たせたほうがうまくいく。
2195:大切なことは、キャリアを開き出す人は、その「たまたま」や「ひょん」を見逃しません。
2203:第一人者は、優良なコンテンツをもっています。そして、第一人者のもとには、志の高い優良な人が集まりやすいものです。何を学ぶのか、も大切ですが、大人の学びでは、「誰に学ぶのか」を重視していくとよい
読書メモ11
医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン (光文社新書)
- 作者: 本田真美
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- 発売日: 2012/06/15
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第1章 人にはどうして得手不得手があるのか――感覚がすべての能力のベースとなる
不得意な感覚は鍛えられるか
575:弱い感覚を鍛えるときは同時にほかの感覚も使って、すべての感覚のベースを底上げするのです。
第2章 なぜ、同じモノを見ても同じに理解しないのか――人には認知特性がある」
自分の特性を知ることの意味
749:認知特性は思考や認知の好みであり、「やりやすさ」のことです。
第3章 人には本来どのような能力が備わっているのか――認知特性と能力には関係がある
メガネをどこに置いたか忘れてしまわないか……ワーキングメモリー
1114:言語優位者は、情報を頭の中で言語に置き換えたり、記憶をより論理的なものに変えてから作業台の上に置くので、物語の一文を記憶したり、ゴロ合わせやエピソード記憶として覚えたりするほうが得意です。
第4章 どうしたら社会で自分を活かせるのか――認知特性に合った人生の選択方法
第5章 得意な能力は、どのようにしたら伸びるのか――2つ以上の得意な能力を獲得する
1860:認知特性は生まれながらの特性ですが、大人になってからでも鍛えられるものです。
読書メモ10
はじめに 優れた知的生産に共通すること
30: つまり、知的な生産活動の目的地となるものがイシューなのだ。
悩まない、悩んでいるヒマがあれば考える
39: 「悩む」=「答えが出ない」という前提のもとに、「考えるフリ」をすること
「考える」=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること
47:僕はパーソナルな問題、つまり恋人や家族や友人といった「もはや答えが出る・出ないというよりも、向かい合い続けること自体に価値がある」という類の問題を別にすれば、悩むことには一切意味がないと思っている。
51:仕事とは何かを生み出すためにあるもので、変化を生まないとわかっている活動に時間を使うのはムダ以外の何ものでもない。
58:ビジネス・研究ですべきは「考える」ことであり、あくまで「答えが出る」という前提に立っていなければならない。
序章 この本の考え方―脱「犬の道」
バリューのある仕事とは何か
224:この本で言うところの「生産性」の定義は簡単で、「どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたかということだ。
234:プロフェッショナルとは、特別に訓練された技能をもつだけでなく、それをベースに顧客から対価をもらいつつ、意味あるアウトプットを提供する人のことだ。
257:「イシュー度」とは「自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ」、そして「解の質」とは「そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い」
踏み込んではならない「犬の道」
301:まずはヨコ軸の「イシュー度」を上げ、そののちにタテ軸の「解の質」を上げていく。つまりは「犬の道」とは反対の右回りのアプローチを採ることだ。
309:あくまで「イシュー度」の高い問題からはじめる。
357:ビジネスパーソンというのは、会社に雇われてはいるが、マネジメントや自分の仕事に関わる「ハンドルを握る側の人」というのが本来の意味だ。
表層的な論理思考に陥ってはいないか
386:問題に立ち向かう際には、それぞれの情報について、複合的な意味合いを考え抜く必要がある。それらをしっかりつまむためには、他人の話だけではなく、自ら現場に出向くなりして一時情報をつかむ必要がある。
第1章 イシュードリブン―「解く」前に「見極める」
相談する相手をもつ
445:イシューを見極めるためには「実際にインパクトがあるか「説得力あるかたちで検証できるか」「想定する受け手にそれを伝えられるか」という判断が必要となり、ここにはある程度の経験と「見立てる力」が必要になる。
453:こういうい「知恵袋的な人」をもてるかどうかが、突出した人とそうでない人の顕著な差を生むのだ。
「スタンスをとる」ことが肝要
459:強引にでも前倒しで具体的な仮説を立てることが肝心だ。「やってみないとわからないよね」といったことは決して言わない。ここで踏ん張り切れるかどうかが、あとから大きく影響してくる。
何はともあれ「言葉」にする
483:「これがイシューかな?」「ここが見極めどころかな?」と思ったら、すぐにそれを言葉にして表現することが大切だ。
490:言葉にするときに詰まる部分こそイシューとして詰まっていない部分であり、仮説をもたずに作業を進めようとしている部分なのだ。
言葉で表現するときのポイント
512:
イシューと仮説を言葉で表現するときの注意点を挙げておきたい。
▼「主語」と「動詞」を入れる
▼「WHY」より「WHERE」「WHAT」「HOW」
- 「WHERE」…「どちらか?」「どこを目指すべきか?」
- 「WHAT」……「何を行うべきか?」「何を避けるべきか?」
- 「HOW」………「どう行うべきか?」「どう進めるべきか?」
「WHY=~はなぜか?」という表現には仮説がなく、何について白黒をはっきりさせようとしているのかが明確になっていない。
▼比較表現を入れる
よいイシューの3条件
536:
▼1 本質的な選択肢である よいイシューはすべからく、それに答えが出るとそこから先の検討方向性に大きく影響を与えるものだ。
▼2 深い仮説がある
▼3 答えを出せる 「えっ?」と思われるかもしれないが、よいイシューとは、「きっちりと答えを出せる」ものでなければならない。「重要であっても答えを出せない問題」というのは世の中にいくらでもあるのだ。
557:
条件① 本質的な選択肢である
569:
選択肢があり、どちらになるのかによってそこから先の研究に大きな影響が出るものがよいイシューなのだ。
580:
▼なんちゃってイシュー
一見イシューのように見えても、その局面で答えを出す必要のないもの、答えを出すべきでないものは多い。
589:
▼イシューは動く標的
ある人にとってイシューであってもほかの人にとってはイシューではない、ということもいくらでもある。
598:誰にとって」という主語を変えても成り立つものは、まだイシューとしての見極めが甘い可能性が高い。
600:大きな意思決定がされると、その周りにあるイシューが根こそぎイシューでなくなることもある。
条件② 深い仮説がある
609:仮説を深める簡単な方法は「一般的に信じられていることを並べて、そのなかで否定できる、あるいは異なる視点で説明できるものがないかを考える」ことだ。「常識の否定」を英語で「直観に反している」という意味で「カウンター・イントゥイーティブ」という
▼「新しい構造」で説明する
648:人が何かを理解する」というのは、「2つ以上の異なる既知の情報に新しいつながりを発見する」ことだと言い換えられる。
条件③ 答えを出せる
687:どのようにアプローチをしようとも既存のやり方・技術では答えを出すことはほぼ不可能という問題は多い。
718:ありふれた問題に見えても、それを解く方法がいまだにはっきりしない、手をつけないほうがよい問題が大量にある
722:「インパクトのある問い」がそのまま「よいイシュー」になるわけではない。そしてファインマンが言ったとおり、「答えが出せる見込みがほとんどない問題」があることを事実として認識し、そこに時間を割かないことが重要だ。
724:本当に既存の手法、あるいは現在着手し得るアプローチで答えを出せるかどうか」を見極めることだ。「現在ある手法・やり方の工夫で、その問いに求めるレベルの答えを出せるのか」。イシューの候補が見えてきた段階では、そうした視点で再度見直してみることが肝要だ。
考えるための材料を入手する
745:手がかりを得るためにはどうしたらよいのか。それは、取り組んでいるテーマ・対象について「考えるための材料をざっくりと得る」
746:つまり、時間をかけ過ぎずに大枠の情報を集め、対象の実態についての肌感覚をもつ。ここでは細かい数字よりも全体としての流れ・構造に着目する。
750:多くの場合、検証までの1サイクルは1週間から長くても 10 日程度で回すので、この最初の仮説を出すために考える材料を集める作業は可能であれば2、3日程度で終えたいところ
755:コツ① 一次情報に触れる
一次情報というのは、誰のフィルターも通っていない情報のことだ。
770:一次情報というのは、誰のフィルターも通っていない情報のことだ。
774:二次的な情報は何らかの多面的かつ複合的な対象のひとつの面を巧妙に引き出したものに過ぎない(図4)。そこからこぼれおちた「現実」は、それを直接見ない人には認知できない。よって、数日間は集中的に一次情報に触れることをお薦めしたい。
785:知らない人に電話でインタビューを申し込むことを英語で「コールドコール」と言うが、これができるようになると生産性は劇的に向上する。
789:生産性を上げようと思ったらフットワークは軽いほうがいい。
コツ② 基本情報をスキャンする
804:
▼数字
「この数字を知らずして議論しても仕方ない」ということを大局的に押さえる。
▼問題意識
問題意識とは、歴史的背景を踏まえた分野・業界・事業の常識、そして課題領域にまつわる一般的な通念、これまでの検討の有無、内容とその結果などだ。
どんな領域でも、これまで課題がどのように整理されてきたか、課題をとりまくものがどのように位置づけられるか、という情報は必要だ。
コツ③ 集め過ぎない・知り過ぎない
第3のコツは意図的にざっくりとやる、つまり「やり過ぎない」ということだ。
843:人がある領域について関心をもち、新しい情報を最初に得ていくとき、はじめはいろいろな引っかかりがあり、疑念をもつものだ。それを人に尋ねたり解明したりしていくたびに、自分なりの理解が深まり、新しい視点や知恵が湧いてくる。これが消えないレベルで、つまり「知り過ぎたバカ」にならない範囲で情報収集を止めることが、イシュー出しに向けた情報集めの極意のひとつだ。
イシュー特定の5つのアプローチ
アプローチ③最終形からたどる
895:手っ取り早くイシューの広がりを整理するときには、「最後に何がほしいのか」ということから考えることも有用だ。
第2章 仮説ドリブン(1)―イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
イシュー分析とは何か
972:解の質を高め、生産性を大きく向上させる作業が、「ストーリーライン」づくりとそれに基づく「絵コンテ」づくりだ。
イシューを分解する
意味のある分解とは
1015:イシューを分解するときには「ダブりもモレもなく」砕くこと、そして「本質的に意味のある固まりで」砕くことが大切だ。
ストーリーラインを組み立てる
1188:人に何かを理解してもらおうとすれば、必ずストーリーが必要になる。
1190:どういう順番、どういう流れで人に話をすれば納得してもらえるのか。さらには感動・共感してもらえるのか。
第3章 仮説ドリブン(2)―ストーリーを絵コンテにする
1330:「これなら取れそうだ」と思われるデータから分析を設計するのは本末転倒であり、これをやってしまうと、ここまでやってきたイシューの見極めもストーリーラインづくりもムダになってしまう。
定量分析の3つの型
1381:
1 比較
2 構成
3 変化
原因と結果から軸を考える
1411:軸を考えるというのは、原因側で何を比べるのか、結果側で何を比べるのか、ということを意味している。
意味合いを表現する
1477:分析的な思考における「意味合い」は、「比べた結果、違いがあるかどうか」に尽きる。
1 差がある
2 変化がある
3 パターンがある
知覚の特徴から見た分析の本質
2 不連続な差しか認知できない
1556:同じような分析の型が続かないようにすることが重要だ。私たちの脳は異質な差分しか認識しないため、同じかたちのグラフやチャートが続くと、2枚目以降に関しては認知する能力が格段に落ちる。
3 理解するとは情報をつなぐこと
1571:優れた軸は複数の異なる情報をつなぐ力が強いのだ。
4 情報をつなぎ続けることが記憶に変わる
1580:「××と○○は確かに関係している」という情報が実際につながる「理解の経験」を繰り返させなければ、相手の頭には残らない。
第4章 アウトプットドリブン―実際の分析を進める
トラブルをさばく
2つのトラブル
1665:トラブルへの予防策の基本は、重大なことにできる限りヘッジをかけておくことだ。
軽快に答えを出す
いくつもの手法をもつ
1760:もっている手札の数」「自分の技となっている手法の豊かさ」がバリューを生み出す人としての資質に直接的に関わる、ということだ。
1772:回転率とスピードを重視する
1774:大切なことは「停滞しない」ことだ。
1776:停滞を引き起こす要因として、最初に挙げられるのが「丁寧にやり過ぎる」ことだ。
1783:数字をこねくり回さず、手早くまとめることが大切だ。1回ごとの完成度よりも取り組む回数(回転数) を大切にする。
第5章 メッセージドリブン―「伝えるもの」をまとめる
「本質的」「シンプル」を実現する
1827:
- 意味のある課題を扱っていることを理解してもらう
- 最終的なメッセージを理解してもらう
- メッセージに納得して、行動に移してもらう
1835:ひとつ、聞き手は完全に無知だと思え
ひとつ、聞き手は高度の知性をもつと想定せよ
1839:「賢いが無知」というのが基本とする受け手の想定だ。
チャートを磨き込む
優れたチャートと磨き込むのコツ
1932:優れたチャートが満たすべき条件というのは以下の3つに 収斂 すると考えている。
- イシューに沿ったメッセージがある
- (サポート部分の) タテとヨコの広がりに意味がある
- サポートがメッセージを支えている
コツ①1チャート・1メッセージを徹底する
1978:「1チャート・1メッセージ」
1979:僕が米国での研究時代にお世話になったある教授に言われ、今も大切な教えにしている言葉がある。 「どんな説明もこれ以上できないほど簡単にしろ。それでも人はわからないと言うものだ。そして自分が理解できなければ、それをつくった人間のことをバカだと思うものだ。人は決して自分の頭が悪いなんて思わない」
コツ②タテとヨコの比較軸を磨く
1986:人がチャートを見て、最初に目が行くのはメッセージと全体のパターン、次がそのパターンを読み解くためのタテヨコの軸だ。
▼軸の選択をフェアにする
▼軸の順序に意味をもたせる
▼軸を統合・合成する
▼軸の切り口を見直す
コツ③メッセージと分析表現を揃える
「コンプリートワーク」をしよう
2071:プロフェッショナルの世界では「努力」は一切評価されない。確かに手の込んだ仕事をすれば多少の感銘はしてもらえるかもしれないが、それもあくまできっちりとした結果が生み出されてのことだ。常に最初に来るのは結果であり、努力はその評価の補助手段であり「芸の細かさ」をアピールするものに過ぎない。
おわりに 「毎日の小さな成功」からはじめよう
読書メモ 9
第1章 独学の第一歩を踏み出そう
なぜ独学の方がよいのか?
240:独学なら、知っていることは飛ばせる。そして、必要なことをいくらでも深く勉強できる。
独学は楽しい
256:「勉強したい」という本能に導かれて行う独学は、大変楽しいものである。
始めるための3つの提案
292:重要なのは、疑問に思っていることを放置せず、「調べよう」と思うことだ。
294:独学とは、別に大げさなことではない。このように、「知りたいことを調べる」ということなのである。
スタートしてから準備する
324:歩きながら考えて、必要なら方向を修正すればよいのだ。
第2章 独学者たちの物語
第3章 私も独学で勉強した
教師と学生の差は縮まっている
682:大学では、教師も学生も、ともに勉強をしているという意味で、本質的には差はないのである。教師のほうがわずかばかり先にいるだけのことだ。
大学で勉強することの意味
720:大学の教育は、少なくとも学部レベルにかぎって言えば、やる気になれば、独学で習得できる。
第4章 独学は新しい働き方を可能にする
第5章 なぜ学校でなく独学のほうがよいのか?
学校の方が効率的な場合
1063:第1は、勉強を強制する必要があるからだ。第2は、生徒や学生の間の交流、情報交換、競争が重要であるからだ。学校教育は、人間が社会生活を始める最初の場を提供しているのである。
第6章 独学を継続させるには
継続のために必要な4つのこと
1114:勉強を継続するために必要なのは、次の4つだ。
- はっきりした目的を持つ
- 強いインセンティブを持つ
- 勉強の楽しさを活用する
- 時間を確保する
勉強をする目的は何か?
1137:目的は、抽象的ではだめだ。継続のためには、もっと明確な目的を持つ必要がある。何を知りたいのか?どのような知識を身につけたいのか?どのような能力を身につけたいのか?何をどこまでやるのか?
勉強を自分に強制するような環境を作る
1210:「人に見せたいから、あるいは自慢したいから努力する」というのは、決して悪いことではない。
知識を増やしたければ教えよ。
1253:「誰かが見てくれる」と思えば、やりがいになる。
1255:「教える」というのは、「人に見せたい」とか「自慢したい」というのと基本的に同じことである。
第7章 学ぶべきことをどのように探し出すか?
重要なことは全体の2割
1360:勉強の成果は努力に比例しない。勉強の成果はやり方によって大きく変わる。
1362:勉強ができる学生はまんべんなくやっているのではなく、重要な点を押さえている。つまり、不均質な努力をしているのだ。勉強のコツは「集中すること」なのである。
「crusialなこと」を教えてくれるのがよい教師
1377:学習で重要なのは、crucialなこととtribial(些細)なことを、はっきり区別することなのである。
1378:何がcrucialかを教えてくれることが、学校教育の最も大きな利点だ。
基礎から一歩一歩ではなく、とにかく高いところまで
1385:私が強調したいのは、「途中でわからないところがあっても、とにかく全体を把握せよ」という勉強法だ。
1388:全体を把握すれば、個々の部分がどのように関連しているのかが分かる。とにかく最後まで行ってしまえば、何が重要かが見える。
読書の技法
1405:独学の際に、知識を得る基本は、読書だ。
第8章 英語は独学でしかマスターできない
ビジネスで使う英語は、独学でしか習得できない
1706:英語の勉強は、独学でできるし、独学でしかできない。
第1に、仕事で必要なのは専門分野の英語だ。英会話学校では、これは提供できない。
第2に、英語の勉強には英文の丸暗記が必要で、そのために繰り返し読み、聞く必要がある。これは1人でしかできない。
第9章 検索は独学の重要な道具
1860:ウェブとは、さまざまな知識の集積場である。その中にきわめて重要な情報があることは事実だ。しかし、ガラクタにすぎないものも、非常にたくさんある。
1867:「知識を体系的に学ぶ」という点で、大学の講義に勝るものはない。
第10章 人工知能の時代に独学の必要性は高まる
AI時代には、問題意識の重要性はますます高まる。
1975:AI時代において重要なのは、「私が知りたいことは一体何なのだろうか?」、あるいは、「私がすべきことは一体何なのだろうか?」ということである。
1979:「何を知るべきかという方向を決めること」、これこそが最も重要な課題だ。これはAIによっても解決できない問題だ。
アイデアを発想するためには知識が不可欠だ
1996:知識の価値そのものが低下したとは思わない。そう考える理由は、つぎのようなものだ。
新しい情報に接したとき。それにどのような価値を認めるかは、それまで持っていた知識による。新しい情報に接しても、知識が少なければ、何も感じない。しかし、知識が多い人は、新しい情報から刺激を受けて、大きく発展する。
AIは疑問を抱くことができるか?
2003:知識が必要だと考える第2の理由は質問をする能力を知識が高めるからだ。
読書メモ 8
まえがき
第1章 貨幣経済社会の終焉
第2章 パラダイムシフトの時代
人間のやさしい情知
人間には「豊富なものをたくさん使うことを格好よいと感じる美意識と、不足なものを節約するのは正しいことだと信じる倫理観」が存在する。(959)
第3章 評価経済社会とは何か?
「高度情報化社会」の正体
「高度情報化社会とは、情報の数が増えることではない。一つの情報に対する"解釈が無限に流通する”社会である」(1638)
「評価経済社会」
「評価」と「影響」をお互い交換しあう社会。これを、私は「評価経済社会」と名付けました。(1754)
貨幣から評価へのバトンタッチ
近代が貨幣経済行為が自由になったしゃかいであるのに対して、現在、新しく変化しつつある私たちの社会とは「影響行為・洗脳行為が自由になり、個人に開放されつつある社会」なのだと。(1794)
市民に開放された「影響」
ネットとは、この新しい技術革新です、これによって起きる価値観変化は「科学主義」という、いわば「物質文明」「貨幣経済・産業主義」に引導を渡します。(1835)
新しい社会の競争、それは「どれだけ有名になれるか」「どれだけ高評価を集められるのか」です。(1841)
「技術は、権力者の特権を市民に開放する」(1847)
「電子ネットの発達によって、歴史上初めてすべての人々が被洗脳者から『双方向の影響を受ける/与える人』になる。それによって評価経済社会が始まる。(1849)
人々の不安や不満をつかみ、最も効率よくそれを解消する方法を提案することによって、多くの人に影響を与え、尊敬と称賛を得られるのが評価経済競争社会。(1852)
得られる利益は貨幣的利潤ではなく、評価利潤、つまりイメージである。
これが「評価経済社会」の定義です。(1853)
評価経済社会の勝者
近代を「誰もが豊かになるために競争する社会」と表現するなら、これからは「誰もが他人に影響を与えることを競争する社会」といえるでしょう。(1910)
評価経済社会では今以上にその人のイメージ・評価に注目が集まります。(1934)
その対策が「自分に一つのイメージをあまり固着させない」こと、言い方を変えれば「場に合わせて自分を変える」ことになるわけです。つまり、そのつど細かく場とキャラを変えることで、リスク分散を図るわけです。(1936)
未来企業を左右する「評価資本」
これからの企業にとって、生き残るために最も大切なことは「影響力」です。(2042)
私はこれを、従来の貨幣経済の資本に対して"評価資本”と名付けてみました。(2044)
評価経済社会での消費行動
これからの消費行動は、どんどんサポーター的要素が強くなっていくでしょう。つまり「モノを買う」「お金を払う」という行為が、自分の欲しいものを手に入れるためや、自分の望むサービスを受けるためではなく、自分が賛同する企業やグループ・個人を応援するためになされることが多くなる、ということです。(2131)
望まれる企業像
これからの企業は、「なぜ」これをしなければならないのか、という価値観・世界観を明確に示す必要があります。同時にその価値観・世界観に賛同する人は、こういうふうに力を貸してくれ、と具体的に提示する必要もあります。そして、力を貸してもらえたら今度は貸してくれた力にうよって何ができたのか、きちんと報告しなければなりません。(2179)
価値観の提示、具体的要求、成果の報告。この三つがそろって初めて、評価資本は増大します。消費者がサポーターになる、とはこのようなことなのです。(2194)
第4章 幸福の新しいかたち
評価経済社会のキーワード
評価経済社会での「個人のふるまい」には特徴が三つあります。
- 他人を、その価値観で判断するということ。
- 価値観を共有する者同士がグループを形成するということ。
- 個人の中で複数の価値観をコーディネートするということ。(2335)
価値観で判断される個人
評価経済社会において、価値観とは自分独自のものを持ったりするのではなく、消費者として選ぶからだ、と考えているからです。(2380)
貨幣経済社会においては、何を買うかが最大の関心事でした。これと同様、評価経済社会では、豊富にある価値観や世界観、つまりイメージから何を選ぶかというのが最大関心事になります。そして人々はお互い、どんなイメージを選んだかで相手を値踏みするわけですね。(2386)
情報化社会で求められる才能
これから情報されるのは情報の「整理屋」です。情報とそれについての膨大な解釈が氾濫する中、それを手際よくまとめ「情報+解釈」をパッケージで提供できる人間が求められ、評価されることになるでしょう。(2556)
近代的自我から「キャラ」へ
これからの評価経済社会で幸せに生きていくためには、軽やかに色を変える能力が一番大切になってきます。(2588)
全体として自分の感性に合うように、その価値観の種類や深さや時間をコーディネートすること、いくつもの人格を持ち、自分なりに使い分けることが大切なわけです。(2594)
評価経済社会で求められる「商品」
一つ目は用途が限定されていて、分かりやすいことです。(2668)
また、分かりやすいためには極論が必要です。(2672)
二つ目はキャラクター、つまりその価値観を誰が提唱しているかです。(2675)
評価経済社会を生きる人たち
自分の意見、自分の価値観を全部自分でつくり出すことは、情報があふれたこの評価経済社会では不可能です。(2688)
「家族」の解体
自由で束縛されないということは、常に不安定で、意識していないと失ってしまうということです。私たちはいくつもの人間関係を維持し、自分にとって心地よい距離に保つために、いつも気を使い忙しくしていることになるでしょう。(2772)
第5章 新世界への勇気
「自分」の第一段階は、自分自身の脳だろう。
でも、それ以前のゼロ段階に、自分のスマートノートを置く。(2949)
その外、第3段階はリアルの世界と、「サロン」だろう。
さらに次の第4段階が、ネット上の小規模団体だ。(2951)
電子版おまけ 「日本は“評価経済”の高度成長期に入った」
評価が通貨のように流れる社会。評価経済と評価社会とは違う(3000)
読書メモ7
第1章(仕事は楽しいかね?)
第2章(人生とは、くだらないことが一つまた一つと続いていくのではない。一つのくだらないことが<何度も>繰り返されていくのだよ。)
第3章(試してみることに失敗はない)
第4章(明日は京都違う自分になる、だよ。)
懸命さと創造力があれば、どんなこともうまくいく。だから、みんなと同じアドバイスを僕もしてきた。『大好きなことをしろ!』とね。
いいアドバイスには違いない。だけどこれには一つ問題がある。多くの人は、自分がどんな仕事が<大好き>か、どういう仕事をこの先ずっと、毎日、朝から晩までしたいか、わからないということだ。(243)
「目標を設定すると、自己管理ができているような気がするものだーー」(302)
“明日は今日と違う自分になる”(313)
第5章(これは僕の大好きな言葉の一つなんだ。「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」というのがね。)
発明家や革新者に話を聞くと必ず、<異なった>という言葉と一緒に、自慢げに人に見せるという考えが出てくる。(353)
“遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る”(357)
問題は、才能のあるなしでもなければ、勤勉かどうかってことでもない。
コイン投げの達人じゃないってことなんだ。(398)
毎日毎日、違う自分になること。これは“試すこと”を続けなければならないということだ。(400)
何度となく、“表”を出すコインの投げ手は、何度となくなげているのだということを。そして、チャンスの数が十分にあれば、チャンスはきみの友人になるのだということを」(403)
第6章(必要は発明の母かもしれない。だけど、偶然は発明の父なんだ。)
“思いつき”と“偶然の出来事”は異母兄弟なんだ。注意さえ払い始めたら、目にできるありとあらゆるところに偶然が転がっているのがわかると思うよ」(469)
「事業も仕事も、世の中のほかのすべてのことと同じだ、つまり偶然の連続だってこと。多くの人が“計画どおりの結果になるものはない”(中略)相変わらず大勢の人が計画を立てることを崇め奉っている。(493)
第7章(目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。)
「きみにはね、これでいいやっていう気持ちをもっと持つことが必要なんだよ。(528)
一連の姿勢が正しくありさえすれば、望むものは何でも手に入ると思っているかもしれない。だけどね、望みうる最良のものは、手に入れたものを好きになることなんだよ。(547)
目標や夢がないからという理由で失敗した事業を、僕は知らない。(604)
世の中は、きみの目標が達成されるまでじーっと待っていたりしないということだよ。(608)
模範的な人に話を聞くと、彼らは往々にして自分の歩んできた道のりを整然と語って、プロフェッショナルとはかくあるべき、みたいに思わせてしまうんだ(623)
小説を研究しても小説家にはなれないように、成功を研究しても成功は手に入らないという問題(632)
成功するというのはね、右に倣えをしないっていうことなんだ。(634)
第8章(きみたちの事業は、試してみた結果失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落してたんだ。)
多くの人は一つの職業を選び、期待される仕事をし、その業界で成功している人たちのようになろうとする。その結果、だれもが、ほかのみんながしているのと同じことをすることになる。(656)
「他人を凌ぎたいと思うなら、まず最初に越えるべき、だけど一番難しいステップは“並みの人”をやめることだ」
私はこう解釈した。成功のゲームをするためには、人は懸命に、より良くなろうと、つねに違った自分を目指さなければならない。それはつまり、たえず“試し”続けていくことなのだろう、と。(697)
“適切な時”とか“完璧な機会”なんてものはないということ。(702)
パッと浮かぶ考えはたいてい使い古されたものだし、パッと浮かんだわけではない考えの多くもやっぱり使い古されたものだということ。とどのつまりはこういうことだ。<一か八かの賭けをしないなら、チャンスなど一つもない>(704)
“完璧とは、ダメになる過程の第一段階”ってことだ」(736)
「僕は、試してみるすべてのことがうまくいくとは言ってないし、すべての決定が素晴らしいものだとも言ってない。そんなことはあり得ないよ。(741)
何かをやってみて、それがろくでもないアイデアだとわかったとき、きみはもとの場所に戻ることは絶対にない。必ず、何かを学ぶからだ。(745)
いろんなことを楽しくやって、新しいことを試してみて、いつもしっかり目を開けておいてほしいってことなんだ。難しいと思うのは、ほかの人に変わってもらおうとすること、違う自分になってもらおうとすることだ。たいていの人は、変化なんて大嫌いだからね。(750)
第9章(あの実験で学ぶべきことはね、「あらゆるものを変えて、さらにもう一度変えること」なんだよ。)
第10章(それはね、「あるべき状態より、良くあること」なんだ。)
それはね、“あるべき状態より、良くあること”なんだ。(927)
「本当の達成というのは、あるべき状態より良くあることなんだ。ただ良いだけじゃなく、目を見張るようなものであること。マジックだね」(928)
第11章 (もし宇宙が信じられないような素晴らしいアイデアをくれるとして、きみはそれにふさわしいかね?)
僕たちの文化では、“一つのことに集中している”のがよいとされているしね」(992)
『<あらゆること>をしろ。素晴らしいアイデアは、どこからやってくるかわからないのだから』(1059)
できることはどんどん変えてごらん。みんなが、きみが変えていることに気がつくくらいに何でも変えるんだ。好奇心を旺盛にすること。実験好きな人だと評判になったら、みんなのほうがからアイデアを持ってきてくれるようになるよ」(1112)
第12章 (覚えておいてくれ。「試すことは簡単だが、変えるのは難しい」ということを。)
“試すことは簡単だが、変えるのは難しい”ということを。(1314)
彼らはみんな、目標設定者でも計画立案者でも<なかった>。彼らは冒険者だったんだ」(1316)
「困難というのは、一つひとつが実地演習を始める合図だ。試すことは、一つひとつが世の中への問いかけだ。答えというのは、一つひとつが旅だ。旅程の計画は人生に任せておけばいい。きみの仕事は、光を集めることとカメラを持っていくことなんだから」(1318)
第13章 (新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。)
新しいアイデアというのは、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ。(1376)
活用しようと思うことはどんなものでも活用すること、そして拝借できそうなアイデアを拝借できなそうなアイデアをあちこち探すこと南アなんだよ」(1425)
第14章 (きみが「試すこと」に喜びを見い出してくれるといいな。)
過ちを見るときはね、こういうふうに感情を抜きにしてみなくちゃいけないんだよ」(1457)
「ミスというのは隠そうとしがちなものだ。だけどきみはミスを目の前に並べて、しっかり調べないといけない。恥だと思ったり、怒りを覚えたりすることなく、だよ。だからミスには、時間をおいてもう一度取り組んだ方がいい。(1460)
問題の中を深く突き進んでごらん、そうすると反対側に、つまり“問題にあらず”に出る。(1473)