Rabbit or Duck?

Chronicles of My Ambiguous Life

良い人が常に良い人ではない

私の考え方の癖。ある人を尊敬してしまうと、その人のすべての言動が正しいと思ってしまう。

こうして、書いてみると、よくないことだとわかるのだけど、日々の自分を振り返ってみると、尊敬したり、好きになったりすると、その人の悪い部分がわからなくなってしまう。

私は人をすぐ尊敬するのだけど(笑)、最近、尊敬している人でも“それは、言わない(しない)方がいいよなぁ~”って思うことが増えてきた。ただ、これは私にとってはあまり心地がいいことではない。尊敬している人については、すべてを尊敬したいんだと思う。

すごくいい仕事をしていて、尊敬できるんだけど、あるところでは自分の信念の押しつけ、それに伴い他者を非難する。その気持ちはわからなくもない。強い信念で仕事をしていると、きっとそうじゃない人を悪く見がちになってしまうんだと思う。

でも、それは、まずいことだ。少なくとも言動に出さない方がいい。

 

自分は怠けてるんだなと気がついた。私は一度尊敬した人を見つめるのを怠けているんだと思う。いい人は何もかもよくあってほしい。その方が信じやすいし、付き合いやすい。そう思っている。そういう信念を持っている自分に気がついた。

当たり前のことなんだけど、誰しも、良い部分と悪い部分がある。良い部分ですべてを覆ってしまうのではなく、悪い部分は、それはまずいことだと感じていなければならない。別にそれを注意したり、非難したりすることはない(私の場合)。ただ、自分の感じ方のバランスを常にニュートラルに保つ。それが、すごく大事なことなんだ。